歯周病治療
Periodontal disease treatment
歯周病は早期発見
早期治療が大切です
歯周病の治療をせずに放置したままにすると、歯を支える役割のある歯槽骨が吸収され、歯を支えきれなくなり、歯を失うリスクが高まります。また歯周病は歯を失うだけではなく、全身の健康までも脅かす恐れのある疾患です。
歯周病の症状
歯周病になると、歯ぐきの赤みや腫れ、出血、口臭といった症状が起こります。
症状が重くなった場合、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうこともあるのです。
歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べられるものの種類が限られてしまいます。また、歯の本数が減ると、食事をおいしいと感じにくくなり、栄養状態にも影響が出てしまいがちです。歯を失うことは、生活の質やお口の健康に、大きな影響を与えるのです。
歯周病と関わりのある疾患
近年、細菌を原因とする歯周病が全身疾患に密接に関係しているということが分かってきました。歯周病と関わりのある主な疾患は下記でございます。
- 糖尿病
- 脳血管疾患、心臓疾患
- 骨粗鬆症
- 誤嚥性肺炎
- 関節炎・腎炎
- 低体重児・早産
- 妊娠性歯肉炎
歯周病の進行度
Stage0
健康な歯肉
歯ぐきが健康な状態です。歯周ポケットは2～3mm程度と言われています。しっかりした歯みがきと定期健診を受けてこのままの状態を維持しましょう。
歯ぐきが薄いピンク色で引き締まっている。
Stage1
軽度歯周炎
軽度の歯周炎は歯茎が少し赤みを帯び腫れた状態になります。
軽度歯周炎の場合の目安は歯周ポケットが3～4mm程度と言われています。
この段階での治療法は、プラークや歯垢をスケーリングなどで取り除き、正しいブラッシングを毎日することです。
Stage2
中度歯周炎
中程度の歯周炎になると、口臭がおこり、歯茎が化膿します。ブラッシングをした際に膿がでることもあります。
歯周ポケットは4～5ｍｍ程度です。
この段階での治療法はスケーリングなどを使用して治療をしますが、歯周ポケットが5 mm以上深くなるとフラップ手術をする場合があります。フラップ手術は局所麻酔後、歯茎を切開し、隠れているプラークや歯石を取り除き、歯周病の進行を止める手術を行うことがあります。
Stage3
重度歯周炎
重度の歯周炎になると、歯がグラグラして、歯と接している歯茎がさらに腫れ、化膿が進みます。
歯と歯の間が広がり、歯茎が下がって、歯が長く見えます。
この段階になると抜歯になる可能性が高くなります。その際は抜歯しインプラント治療を施すことがファーストチョイスになります。
Unfortunately if you can't leave your teeth
残念ながら歯を残せなかった場合
本来であれば歯周病でご自身の歯を残す事が最善と私達も考えております。しかし、残念ながら重度な歯周病で抜歯をせざるを得ないケースもあります。
抜歯後の治療の選択肢として、入れ歯やインプラントが選択肢に挙がります。私達は天然歯に近い噛み心地が味わえる機能回復するインプラント治療をファーストチョイスと考えております。
インプラント治療は天然歯の根の部分の代わりをするチタン製の人工歯根を入れて、再び噛む機能を回復させる治療のことです。
